自己紹介

これからブログを書くことになった福田です。

  • オーバーチュア株式会社、ヤフー株式会社でアドテクにかかわってきました。
  • マーケティングに従事して15年強です。
  • 起業を何度か経験しました。
  • M&Aも何度か経験しました。
  • 現在マーケティング戦略を教える塾を経営しています。
  • 自分もマーケティングのコンサルタントとして現役で活動中です。

こんな自分がブログを始めた理由は。。。。
弊社の広報チームが、「書いて!!!!!!!!!!!(怒)」って優しくいってくれたからです。

何を書いたらいいんですか?って聞いたら、

「あなたの半生wwww(怒)」

って言われたので、

「ええええええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇeeeeeee!!!!!」

ってなりながら、今日からマーケティングに従事する人や、これからマーケティングをやってみよう!!っておもう学生さん向けに自分の経験や体験したことを書く、凡人の人生をつづる執筆を開始します。

★こんな人に読んでほしい

  • ガチガチのマーケティング事例じゃないけど、マーケティングの事例知りたい人
  • なんでおんなじことをやっているのに他社はうまくいってるのに自社はうまくいかないんだ?って思っている人。
  • マーケティングとか何が面白いん?って思っている人。
  • マーケティングのやり方に行き詰ってる人
  • マーケティングのキャリアについて今後どうしようか迷ってる人
  • マーケティングとかじゃなくてもキャリアに悩んでいる人
  • 一介の作曲家 (え!!!!???)がどうやってマーケティングコンサルタントになるに至ったか知りたい人

※注意※
これはシリーズです!だから、このブログだけ見て「クソやな~(怒)」って思わないでね( ノД`)シクシク…

自分がマーケティングを実践し、学んできたことを振り返る

現在マーケティングの現場において、インターネットやデジタルを活用せずにマーケティングを行うことはほぼ不可能な状態になっている。Webサイトはあふれかえっているし、「良いサイトの作り方」「CPAを下げるための広告運用術」といったノウハウを学ぶセミナーや本がちまたにはあふれている。多くの人が何が正解かを模索している中で、「なるべく失敗する(マーケティング費用を無駄にする)ことなくマーケティング活動を行いたい!」と考えているし、事実多くの人は成功事例をまねるために躍起になっているようにも思う

マーケティングのコンサルティングを依頼されてお客様の元に行ってみると、確かにとても綺麗に作られているWebサイトだけれども「なんでこのWebサイトなんですか?」と制作意図がわかりにくいサイトを使ってプロモーションしている現場をよく目にする。話を聞いてみると、制作会社に一任しており、その会社は実績があるし、過去の成功事例に基づいてWebページをつくったという。

なるほど、Webページは実績のある会社に作らせて、広告は実績のある代理店に任せるというのは確かに成功確率を上げそうである。しかし「丸投げマインド」で代理店などに対して「件数目標」だけをコミットさせるマーケティングはこれまでの経験上はあまり大きな成功を生み出してこなかった。というのも、仮にWebページや広告に代表される「販促施策」部分に問題がなくても製品そのものに問題があった場合は、モノは売れない。また顧客がそのモノが他社と何が違うのかを認識しなければ(比較して買う価値がないと判断されて)やはり買ってもらえない。これは「ブランド」の問題である。

MERC Educationは自分がこれまでに多くの実践中で得られた経験や教訓などを3か月のマーケティング教育に落とし込んだ実践重視のマーケティング塾である。本塾は現在もマーケターとして現役で働いている私と私のチームの経験を常に取り入れながら実学(実践学問)として教えているスクールなので、いわば私の経験値をノウハウとして共有している場ともいえるのだが、授業では時間の関係で伝えきれない事(あふれる想いwww)をブログに書いてほしい!と言われたので、ブログを執筆することにした。

例えば、私はいきなりマーケティング会社に就職したわけではなく、一介の作曲家から転身し、キャリアのスタートは派遣コールセンタースタッフだったのだが、実はその時の経験が現在のマーケティングのコンサルティング業に大いに生かされている。できれば新人マーケターには就職後コールセンターでしばらく経験を積んでほしいと思っているくらいだが(笑)、そう考えるに至った経緯などを経験など交えて話をしていくつもり。

先人の過去の経験から学べる2つのこと

これまで歴史で活躍してきた人、大きな成功を収めてきた人達の伝記は多くの人に読まれてきた。『成功の追体験をしたい』『成功するためのヒントを得たい』『その人の考え方を知ることで自分の価値観や思想をアップデートしたい』など様々な理由がそこにはある。

シェイクスピアの戯曲には、「何かを生み出す行動でなければ、行動とは言えない」というローマの英雄カエサルの名セリフが登場するが、かくいう自分もそういった先人の生き方や考え方には強く影響を受けてきたし、彼らの考え方を学ぼうとして様々な本を読んできた

20歳の時、D・カーネギーの『人を動かす』という本に出合った。伝記とは少し違うかもしれないが、この中には多くの先人の例がたくさん出てくる(たびたびリンカーン大統領の話が出てくるが私はそれが好きですw)のだが、彼らが何を考えて、どのように行動したかを学んだことで、自分の「人」に対する接し方や考え方が大きく方向修正された経験をした。その時に得た「人」に対する接し方や考え方はその後会社を作ったり、仕事をする中で芯のように指針になっていて、部下やお客さんに接するときの重要な行動の基礎となった。

伝記や自伝を読むことで「すごいことを成した人でも過去にはこんなにたくさんの失敗をしてきたのか!」というような失敗とサクセスストーリーを知ることで、自分でもがんばればできる!というモチベーションアップにつなげたいという思いがあるのかもしれない。

なぜ伝記が読まれるかの理由はそう考えると以下の2つに大別できる。

  • 成功や失敗体験から学びたい(知識や技術、経験の共有)
  • その人のマインドや生き方を知りたい(思想や価値観、世界観のアップデート)

自分の過去の経験や思想を共有する意味

人がこの人生で経験できることには限りがあるし、また時を戻ることはできない。
1日は24時間しかないし、20歳は1度しか経験できないので限りある時間の中で「今何をすべきか」を決断し、なるべくよりよい決断をしようと人は試みる。

余談になるが、これはいつもマーケティングの授業でよく使うモノではあるが、損失回避性と呼ばれているもので、人は無意識に損を回避するように努める、という性質を示している。

質問①

A. 100万円を無条件でもらえる。
B. 200万円を確率1/2でもらえる。
あなたならどちらを選びますか?

質問②

A. 200万円の借金が半分になる。
B. 200万円の借金が確率1/2で帳消しになる。
あなたならどちらを選びますか?

質問①の場合、多くの人が堅実なAを選ぶ。
質問②の場合、Bを選ぶ人がAを選ぶ人よりも多くなる。

詳しくは「行動経済学」とか「損失回避性」などで検索するといろんな解説が出てくるのでそちらを参照いただくとして、ここで、何が言いたかったというと、人生において多くの人が「今行う決断がよりよい選択肢になってほしい」と考えている中において、何を参考にするかというとそれは「成功」の体験よりも、「過去に先人が犯してきた失敗」を学ぶことで失敗する確率を下げよう(結果として成功確率が上がる)としているように見えるという点である。

畑村洋太郎先生の著書に『失敗学のすすめ』という本がある。
新しいものを創り上げるには、有意義な失敗を経験しなければならないということを教えてくれる本なのだが、有意義な失敗を経験するにあたって『1日は24時間しかない』限られた時間しかないのであれば、少ないながらも数多くの失敗とそれに対する試行錯誤の経験を多くの人に共有できるのだとしたら、私のような凡人であってもこれまで経験してきたことについては誰かの役に立つのではないか?ということが私がブログを書くに至っている経緯である。

なぜ伝記が読まれるかの2つの理由で先に述べた通り、

  • 自分の成功や失敗体験から学んでほしい(知識や技術、経験の共有)
  • 自分のマインドや生き方から何かを得てほしい(思想や価値観、世界観のアップデート)

マーケターとして仕事をするにあたってのマインドやこれまでの経験が一人の誰かのためにとって意義があるのであれば、一介の名もないマーケターである自分のこれまでの人生を振り返ったり、経験したことを述べることには価値があると思い、執筆しておりますw

あとがき

この企画が広報チームから持ち上がったとき「名もない俺の人生を語ることが本当に面白いのか?」ってことでかなりこれを書くことには抵抗したわけですが(笑) ただ、せっかく書くのであれば、もっとこんなこと知りたい!とかこういうところはどうなんだ?って質問をもらえたらその部分については触れていこうと思いますので、ご意見をいただければと思います。

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マーケティング戦略を0から学べるスクール「MERC Education」を運営する株式会社MERCという会社の代表です。