パティシエから料理人、Webデザイナー、そしてUI/UXデザイナーと、異色のキャリアを積み、現在はフリーランスとして活躍されている辻之内孝信さん(36歳)。MERC Educationでマーケティングの上流工程を学ぶに至った背景とは…?

目次

UXデザイナーとしてさらに成長するためには「マーケティング」が必要!

ー辻之内さんがマーケティングに興味を持ったきっかけを教えてください。

UXデザインを考えるにあたって、デザインだけの知識だけではどうしても難しいのではないかと考え始めたのがきっかけです。

初めは「操作をしているときの気持ち良さ」をUXとして捉えていたのですが、経験を積んでいくうちに、もっと広い視野でUXを捉える必要があるのではないかと考えるようになりました。

ユーザーはサイトをどういうタッチポイントで知るのか、どのようにサイトに流入して、回遊して、離脱して、もう一回もどってくるのか、という一連のユーザー体験のフローを考えるのがUXデザインではないかと。

このように考えると、より良いユーザー体験を設計するためには、どうしてもビジネス領域の知見・マーケティングの知見が必要なのではないかと感じるようになったんです。

ーマーケティングを学びたいと思ったとき、「本で学ぶ」という選択肢もあったかと思いますが、スクールを選ばれた理由は何かございますか?

「スクールで学んだ方が早い」からです。笑
本ももちろん読んでいてWebマーケティング系の資格も取得していましたが、

「深く理解するには非常に時間がかかる」
「学んだ気になって終わり」

になってしまうんですよね。

デザインもマーケティングと全く同じで、本だけで学んでも何もできないです。結局アウトプットをどれだけするかに尽きるんですよね。アウトプットしてなんぼだと思っています。

授業中のワークショップの様子。MERC Educationの授業は「半分講義、半分ワークショップ」で多くのアウトプットを通じて実践力を鍛えるカリキュラムになっている。

「ツールの使い方」ではなく「マーケティングの本質」を学べるのはMERC Educationだけ

ーMERC Educationのことはどこでお知りになられましたか?

福田さん(MERC Education講師)の後輩である小澤亮さん(dot science株式会社 代表取締役)とFacebookでつながっていて、お二人のコラボセミナーを拝見したのがきっかけです。

それからMERC Educationのことを意識するようになりました。笑

ーそうだったんですね。他のマーケティングスクールと比較はされましたか?

はい、マーケティングの学校って何をやるんだろうと気になり、「マーケティング 学校」などで検索して調べました。

ただ、MERC Education以外は「ツールの使い方」を教えているマーケティングスクールばかりだったんですよね。

私はあくまでより良いUXデザインのためにマーケティングを学びたかったので、「ツールの使い方」ではなく「マーケティングの本質」を学びたいなと考えていました。

「マーケティングの本質を学べる学校ってどこだろう」という軸で探すと、MERC Educationしかなかったんですよね。

マーケティングの「プロモーション寄り」ではなく「設計の部分」、環境分析や戦略立案といった部分をかなり細かくやるとサイトに書いてあり、ここが分かるとデザインの考え方も大きく変わりそうだなと感じました。

また、卒業後のコミュニティ(MERC Guild)で、実務にも携われるチャンスがあるのも魅力的でした。

卒業後のコミュニティ「MERC Guild」では、勉強会や交流会、応用講座など、月1回以上イベントを開催。

ー受講前に不安だったことはありますか?

ないです。笑

ー笑。受講前にMERC Edcationに期待されていたことはありますか?

「マーケティングの全体像を理解できるようになること」ですかね。

また、「実案件に参加できるレベルにまでなりたい」とも考えていました。

自分がマーケターとして活躍できるレベルにまでなれれば、よりUXデザインに活かせるのではないかと。

ー実際にMERC Educationを受講してみていかがでしたか?

思いのほか「難しい」と感じたのが正直なところです。

ポジショニングの選定やブランドステートメントの作成など、一筋縄ではいかないところも多く、マーケティングって奥深いなと感じました。

他のグループの発表を聞いて、「そんな切り口があるのか!」と勉強になることも多かったです。

MERC Educationで体系的に学んだからこそ、「何を軸にして、どこまで深掘ればいいのか」が明確になりました。

マーケティングの印象が変わった!「売るための手段」から「ユーザーと一緒に育てていくもの」へ

ー特に印象的だったことはありますか?

マーケティングの印象が変わりました。マーケティングというと、

元々は「モノを売るための手段」という印象だったのですが、実際は「ユーザーと一緒に育てていく」というのがマーケティングなんだなと。

何でも良いから売るのではなく、本当に良いモノを良いと伝えて、ユーザーと一緒にさらに成長させていく、という印象を持ちました。

あとは、福田さん(MERC Educatin講師)めっちゃ面白いなと思いました。笑

ー笑。マーケティングの印象が変わるってすごいですね!

そうですね。マーケティングの知識が「線」としてつながっていなければ、プロモーションだけの小手先の技術にどうしても頼らざるを得ません。

環境の分析だとかSTPとか、プロモーションの設計だとか、1つずつ紐解いて

「何でこれが必要なのか」「これがあるからここにつながっている」と体系的に学べたのが良かったですね。

このあたりもデザインと似ているなと思いました。 

ユーザビリティテストの結果と向き合う際は、「何がだめだったのか」を考えて、戻る場所を明確にすることで、より良い成果につながります。

常に「ちょっとした修正」で済ませるのではなく、「もっと深いところからやり直さないといけないのではないか」と考えられるかどうかが大事ですよね。

マーケティングは人生そのもの!あらゆる人が学ぶべき理由とは?

ーMERC Educationの受講後、なにか意識の変化はありましたか?

MERC Educationでマーケティングをしっかりと学ぶことによって、「自分自身を商品として考えることもできるんだ」ということに気づきました。

自分に対する環境分析をして戦略を立てて、「自分をどう見せるのか」を考えていく、というのはまさに人生そのものです。

マーケティングって何でも使えるし、学ばないのはやばい

と考えるようになりました。本当に「あらゆることに応用できる」というのが、マーケティングの強みだと感じます。

ーおっしゃる通りですね!ちなみに、行動の変化も何かございましたか?

マーケティングが大事ということが分かったので、社内の人や妻にも「マーケティングを学べ」というようになりました。笑

ーすごい変化ですね笑。周りの方には、どのようにMERC Educationを勧めていただいていますか?

妻の場合はECの担当なので、「プロモーションの部分しか考えてないんじゃない?ここまで考えてる?」と勧めています。笑

ブランドとしてどうあるべきか、そもそも環境としてどうなのか、と考えていかないとマーケティングの成果につながらないと。

ーありがとうございます!最後に、今後の目標を教えていただけますか?

はい、デザイナーを軸としつつも、「できる・できない」の線引きをせず、様々な活動をしていきたいなと考えています。

あるプロジェクトではデザイナーとして入ったり、あるプロジェクトではマーケターとして入ったり、「ゼネラリスト兼スペシャリスト」という感じですね。

4月からはエンジニアリングのスクールに通って、サービスローンチできるスキルレベルまで成長したいと考えています。

サービスローンチするにあたって、結局マーケティングが必要になってくるので、引き続きマーケティングを学んでいきたいなと考えています。

そのため、MERC Guildのように「卒業後も学び続けることができるコミュニティ」があるのは本当にありがたいですね。