MERC Education卒業生 高畑祐吾さん

飲食店のフランチャイズ本部を運営しながら、複数の直営店も経営されている株式会社Gbiate(グビエイト)の高畑祐吾さん(38歳)。「自分がお客様の深層心理を考えるだけでなく、スタッフにも浸透させることができた」とのことで、お話を伺いました。

目次

広告の出し方の前に、「お客様の目に触れるもの」を作り込みたいと思った

ー高畑さんがマーケティングに興味を持ったきっかけを教えてください。

もともとリスティング広告やLP制作を外注していたのですが、「じゃあ次はこのキーワードでこうしてください。」とか、結局自分で指示してるなと思ったんですよね。

このまま外注に手数料を払い続けるよりも、自社で広告を出稿したほうが手数料もかからずノウハウも蓄積されるので、自社でやったほうが良いな、と思ったのがマーケティングに興味を持ったきっかけです。

ただ、広告の効果を高めるにあたって、キーワードとか小手先のことの前に、LPとかコンテンツとかそもそもの「お客様に見せる物、訴えかける物」をしっかり作りこむ必要があると思ったんですよね。キーワードが悪いのかLPが悪いのかはっきりしないなと。

そこで、広告運用の手法というよりは、お客様に何を伝えるのか・いかに良いコンテンツを作るか、について学びたいと思いました。

ーマーケティングの学習には様々な方法があるかと思いますが、スクールを選ばれた理由はありますか?

本とかオンラインコンテンツとか多くありますが、やはり「実践形式」で学びたいと思ったからですかね。

受け身の学習ではなく、自分で頭を使って手を動かして身につけたいという想いがありました。

Web上のテクニックではなく、マーケティングの考え方を学べるのが決め手だった

ーマーケティングスクールの中でも、MERC Educationを受講されたのはどうしてですか?

Newspicksなどでも活躍されている森岡毅さんをきっかけに、「マーケティングが大事」というのが世の中に広まってきていて、「こんな人になりたい」と考えている人が大勢いると思います。

しかし、実際にWebで検索すると、「Webで効果的に広告を出すための知識をつける」といった趣旨のスクールばかりだったんですよね。もちろんこういった内容も将来的には必要だと思います。

ただ、まずは広告を出す前の段階、「お客様に見せるコンテンツの部分」について学びたいと感じていました。

Merc Education カリキュラム

そんな中、「これ(上図)を実践形式でできるのか!」とまさしく私が求めていたものが書いてあったので、MERC Educationに決めました。

本当はMERC Educationで学べるようなことを学びたいと思っている人ばかりだと思うので、もっと目立って欲しいです笑

ー受講前に不安だったことはありますか?

不安よりワクワクのほうが大きかったです笑

ただ、経験者でもないですし、マーケティングの仕事をしていたわけでもないので、最初はグループでワークをするということに少し抵抗がありました。

そんな中、受講前の面談で担当の多田さんが、「高畑さんと同じような境遇の方もいらっしゃいますし、マーケティングの実務未経験の方も多いですよ」とおっしゃってくださったので、やってみようかなと思いましたね。

そして実際にやってみて、「みんな同じくらいのレベルなんだな。みんなでやるほうが楽しいし参考になるな。」と安心できました。

ー受講前のワクワク気になります!どういった点にワクワクされていたのでしょうか?

やはり様々なマーケティング事例の「過程」ですかね。

事例は検索すればいくらでも出てくるのですが、「こんなことしたら、こうなりました」という結果だけで、どのように考えてそこに至ったのかという「過程」が抜けてるんですよね。自分の仕事に落とし込むにあたっては、この「過程」が一番大事なんです。

また、同じことを話したとしても、実力のある人とそうでない人が言うのとではまるで違います。

福田さん(MERC Education講師)という、元々大手で働いていて100社以上のコンサルで実績を残してきたような方が講師として話されているから納得できるんですよね。

実践をまじえながら人の深層心理を考えるMERC Educationの授業スタイルは唯一無二

ー実際に受講してみて、「事例の過程を知りつつ実践しながら身につけていきたい」という当初の期待は満たされましたか?

めちゃくちゃ満たされましたね笑

マーケティング教育系のサービスは複数ありますし、結局はどこも同じようなことを言っているんだと思います。その中で、実践をまじえながらマーケティングの考え方について学べるというのは、本当に唯一無二ですよね。

人の深層心理から考える考え方を学んだので、活かしようはいくらでもありますし、お世辞抜きですごくコスパが良いなと感じました。

株式会社Gbiate(グビエイト)の高畑祐吾さん

ー「人の深層心理から考える」というフレーズがすごく印象的ですね。具体例で印象に残っていることはありますか?

例えば、栄養ドリンクのリゲインとチオビタドリンクの事例ですかね。中身はほぼ同じでも、伝え方ひとつで買う人が異なるというのを学んで、本当にメッセージ性って大事だなと思いました。

「キャッチコピーが大事」ということは、どこの本にも書いてあるんですけど、本を読むだけでは表面的な理解にとどまる気がしています。

いかに自分自身で「深層心理まで理解するか」によって、次の行動が変わってきますね。すぐに広告担当に、「こういう言葉を使って広告だしてみて」と伝えて、実際にパフォーマンスが上がりました笑

ーすごいですね!一方、MERC Educationの授業で、改善してほしいなと感じたこともありますか?

唯一挙げるとすれば、実際のコンサル案件に触れることですかね。MERC Educationで一通り学んだので、守秘義務を締結した上でMERCの実際のコンサル案件を題材に議論するようなことができれば、さらに面白いだろうなと思います。

お客様の深層心理をスタッフにも浸透させて売上が上がった!

ーMERC Educationの受講後、なにか意識や行動の変化はありましたか?

大きく3点ありますね。

まず1点目は、むやみやたらに無駄打ちすることがなくなった、ということです。他社のサイトを見ていても、「このクオリティでよく広告出せるな…」と思うことがありますが、そういうのはなくなりましたね。コンテンツにより目がいくようになりました。

2点目は、スタッフに対する教育です。弊社の運営する飲食店の中には、高級志向のお客様を対象にしたお店もあるのですが、うちに来てくださるお客様は何を求めているのか、お客様が感じる価値は何なのか、などお客様の深層心理をスタッフにも分かってもらった上で働いてもらえるようにしました。そのおかげか、価格を上げているわけではないのに売上も上がってきました。

3点目は、付き合いのある業者に「マーケティング学んできたから御社のLP作らせて」と受注したことがあります笑

ーすごいですね!「スタッフの方にもお客様の深層心理を分かってもらう」というのは大変そうですが、なにか工夫されたことはありますか?

イラストレーターでデザイナーに3枚ものの資料を作ってもらって、スタッフに配りましたね。

このお店で働く心構え編、お客様は何を求めているか編、などです。

飲食店は一回来てもらうだけではだめでリピーターありきの商売なので、お店で食べているときに価値を感じてもらう、このお店で食べていること自体をステータスに感じてもらうのがすごく大事だなと思いました。

そこで、私だけがお客様のことを考えるのではなく、現場のスタッフにもしっかりと考えてもらえるよう工夫しましたね。

ーMERC Educationを友人に勧めるとしたら、どのようにおすすめされますか?

例えば、いま自分の事業に迷っている方がいたら、「お客様が何を求めているのか、もう一度見直した方がいいんじゃない?自分が思ってるよりも、伝えたいことが伝わってないよ。だから一回学んでみたら?」と伝えますかね。

Webマーケティングの手法を学ぶ前に、マーケティングの本質を学ばないと効果が出ないので、私は実際すごくおすすめできますよ。効果を出すためには、どれだけ良いコンテンツを作れるかに尽きると思います。

ーありがとうございます!最後に、今後の目標を教えていただけますか?

はい、今年は高級志向の価格帯とサラリーマン向けの価格帯どちらが売れるのか、5店舗だして検証してみたのですが、「高くても美味しくて良いものを食べたい」というお客様が多いことが分かったので、来年からはさらに出店を加速していきたいと考えています。

MERC Educationで学んだことを活かして、「おいしい!」「うまい!」といったありきたりのことをいうお店ではなく、第六感を刺激するようなお店を作っていきたいですね。